「をとこに二言はまっ…。すいませんもう一度…」

「笑まひし罠」


笑まひし罠
色鮮やかに居、
「娘よ、道を占はね」
雲ぞ融け得、降る
おでこへ本、載せ
濡れつ行きたり


(ゑまひしわな
いろあさやかにゐ
むすめよみちをうらはね
くもそとけえふる
おてこへほんのせ
ぬれつゆきたり)