「暑いですね」「ええ、厚いですね」
お久しぶりですみません!
ほんとにネタ、腐りますよね。
もういっそ1年くらい熟成させたネタを使おうかとも思ってますが。
ていうか内容より更新の頻度を…。
そうですね。
で、ブログの更新もしないで何をやってたのかというと、まあ、いろいろやってたわけですが、追々書き…たいと思ってますが、最近の時間を一番割いてたのがこれ。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: 新書
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京極堂シリーズですからね。
今回も、厚いですよー。
新書で800ページ超。
読み応えありすぎる。
あ、京極堂シリーズ読んだことないですか?
1作目の「姑獲鳥の夏」は映画化もされますよ。
おもしろいですよー。
起こった事件の真相を妖怪に見立て、主人公の「京極堂」が巧みな話術と推理力でそれを解体していくというか、まあうまく説明できませんけども。
主人公の発言が深い。
ペダンチックと評されることもありますが、いい意味で、でしょうね。
妖怪に対する民俗学的な考察もおもしろいですが、
個人的には「鉄鼠の檻」で語られた日本における禅についての考察が特に興味深い。
あくまでミステリー小説ですから、論文を読むよりだいぶ読みやすいです。
情報量がありすぎて一度読んだだけじゃ全然覚えられませんけどね。
専門的な話だけじゃなく、もっと身近な問題についても京極堂ならではの説得力のある見解が読者の人間性に影響を与えると言っても言い過ぎでないと思います。
しかも本が、見た目が分厚いので読了後の達成感が大きいです(笑)。
読んだーって感じがしますよ。
まああの、本に飢えてる方はぜひ。