ヲススメ

みなさんあけましておめでとうございます。
まあそろそろ松も取れて新年の挨拶も遅い気がしますが、
とはいえ今年もよろしくお願いします。


Ouchはといえばお正月は実家に帰っておせちやお雑煮を食べたり、
お年玉をもらったり(何歳までくれるつもりなんだろう)。
いいもんですね。
クリスマスの反動かわかりませんが、お正月というとやはり「和」の色合いがぐっと濃くなります。


そんなわけで今日は一つ、落語のDVDをご紹介しましょう。
言われれば思い出す方もいらっしゃるかと思いますが、
現在デアゴスティーニから「落語百選DVDコレクション」のシリーズが刊行中です。
http://www.de-club.net/rgd/
最近発売になった小学館の、ではないですよ。お間違いなく。
この「落語百選DVDコレクション」、今7号まで出ているんですが、
古典落語が毎回2話ずつ収録されていまして、
まあいろいろな落語家が演じているわけですが、
こちらの第2号で「時そば」を演じているのが、
そうです、我らが柳家喬太郎師匠なんですね。
もう僕は一度浅草の寄席で拝見してからこの落語家が大好きでして、
なんて言うんですかね、表現力の豊かさ、キャラクターの使い分けのうまさ、
くすぐりのおもしろさなんかもう最高ですね。
落語というと、おじいちゃんが一人、江戸弁でなんかよくわかんないことしゃべってる、
なんてイメージをお持ちの方はですね、一度柳家喬太郎師匠の高座を観てみたら良いですよ。
そんな枠じゃ収まらないですから。
この「時そば(そばを食った客がお金を数える途中で時間を訊いて勘定をごまかす、という有名な話)」もですね、まあまずマクラが長いんだ。
立ち食いそばの話を始めたら止まんなくなっちゃった感じ。
途中でコロッケそばのコロッケを熱演する下りは必見ですね。
(ぜんっぜん関係なくて申し訳ないんですが、「熱演」と「熱海」って似てますね)
ネタに(本編に)入ってからもその表現力の豊かさで笑いが止まりません。
落語という古典芸能の形を守りつつも現代に通用するエンターテイメントに昇華させる技術は、
新作落語も得意とする喬太郎師匠ならではですね。
ほんとに、これ観ると立ち食いそば食いたくなりますよ。
カップ麺でも良いから用意してから観ることをお薦めしますね。


さあみなさん今から近くの本屋で「デアゴスティーニ落語百選DVDコレクション第2号」を注文だ!
amazonでは売ってないみたいなんですよね)